「『棒術系』は、進化論的な観点からは、どのような特徴があるとお考えなのですか」と町会長。

「棒術系は、僕が抱える経絡的な問題からも分かるかもしれませんが、経絡的に限界的な壊れ方をしています。」

「2歳のとき肺炎にならなくても、経絡的に限界的な壊れ方をしているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。2歳のとき、ひどい肺炎になったのは、左手首の問題が極めて大きいために、肺経の気が止まってしまったためです。」

「棒術系は、天才系や超天才系より、経絡的な体の壊れ方がひどいということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。そのために、内蔵の機能低下がひどいので、太ることができません。」

「なるほど」と町会長。

「肺の機能が大きく低下しているために、頭髪に白髪が混じり、薄くなるのが早いのです。」

「なるほど。それで、渡辺さんは、やせていて、頭が薄いのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。30代の後半から頭が薄くなり始める人は、江戸時代に武士だった家系の人かも知れません。」

「棒術系の子孫が武士になったとお考えなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「もしかして、棒術系の肺の機能が大きく低下しているのは、古代において、日々、棒術の修練をしていたためとお考えなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。現代においても、剣道の練習をすると、肺の機能が低下します。」

「左手首の経絡的な壊れ方がひどくなり、肺虚が進んでしまうのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それだけではなく、毎日10キロも走ったら脳の機能が低下してしまいますよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。肺の機能と脳の機能が経絡的に著しく低下しているのが、棒術系の特徴です。」

「それでは、なぜ、お父さんは関東軍で活躍できたのですか」と町会長。

「棒術系のもう一つの特徴は、猛獣や他の種族との戦いで、常に先頭に立ってきたことです。」

「それでは、棒術の修練や毎日10キロも走ることで脳の機能が低下し、肺の機能低下で体力が低下すると、戦いで死ぬことになるのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。毎日10キロも走ると、活性化酸素で脳がやられてしまうだけでなく、腰椎の5番の壊れ方がひどくなり、連動して、全身の可動性が低下します。」

「それでは、棒術系は生き残るのが難しいのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。棒術系を進化論的な観点から考えると、普通の人間より極めて大きな淘汰圧がかかり続けて来たことが特徴となります。」

「人間の進化の過程で、極めて大きな淘汰圧がかかり続けてきたというのが棒術系の進化論的な特徴なのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2021/6/30

<水道後記28>
溝の深さが50センチぐらいあったこともあって、東西に走る水道管を発見するまでに数日かかっている。そして、溝の近くに敷いたビニールシートの上には掘り出した土が山積みになっていた。

東西に走る2本の水道管が埋設されているのを発見した頃、なにげに山積みになっているビニールシートの端をめくって見ると、びっしょりになっていた。雨はしばらく降っていないので、周りの土はからからに乾いていてシャベルで掘るのは難しい状態だった。<続く>

2024/6/17